高い品質で人気!家族経営の美味しいワイン造り
ペルター・ワイナリーが創設されたのは2001年。タル・ペルターがオーストラリアでブドウの栽培やワインの醸造について学んだ後、家族が運営する農場のあるMoshav Zofit にて弟のニールと共にワイン造りを始めたのが最初です。
そして2005年にはシリアとの国境に近いゴラン高原北部に位置するキブツ(Ein Zivan)に移り、本格的にワイン生産を始めます。
この辺りは標高1,000mを超える地域で、火山性玄武岩の土壌で覆われていて、長く寒い冬に乾燥して涼しい夏、そして昼夜の気温差は激しく強い日差しが照りつける気候が特徴です。葡萄がゆっくりと熟成しながら、高い品質と多様な風味を蓄えていくには理想的な環境なのです。
生産の拡大と共に、現在では、葡萄園はゴラン高原、上ガリラヤ、ジュディアンヒルズ、そしてネゲヴ砂漠にあるミツペ・ラモンとイスラエル各地に点在し、これらの特色溢れる多様な土壌や気候の下で注意深く育てられた葡萄はそれぞれ丁寧に手摘みで収穫され、集められています。同じ品種の葡萄でも異なる環境で育てられた葡萄が巧みに組み合わされ、充実した深みと多様な味わいのワインを造り出しているのです。
最初に栽培されたブドウから4000本のボトルを生産する事で始まったワイン造りも、現在では年間15万本以上の生産量までに拡大しています。
イスラエル最大規模の非コーシャワイン生産者であり、同時にコーシャワインの生産も開始するなど成長を続けていますが、ペルター・ワイナリーではぶどうの選別からタルの購入、ワインのブレンディング、瓶詰め、マーケティングから出荷に至るまでの多くの作業をいまだに家族のみで行っていて、ブティック・ワイナリーののどかな雰囲気をそのまま維持しています。
ペルターの哲学は決してこちらからは売り込みをしないことで、ペルターのワインに興味を持つ者は向こうから訪ねてくるという信念が揺らぐことはありません。
生産されたワインの20%ほどが輸出に回され、多くはヨーロッパに、そして米国に輸出され、高い評価を獲得しています。ほとんどが消費されるイスラエル国内でも品質の高さで人気は高まる一方であり、そんな中からほんのわずかのワインが日本にやってきているのです。