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ティシュビ・エステート|カベルネ・ソーヴィニヨン
( Tishbi Estate Cabernet Sauvignon )タイプ | :赤ワイン |
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ぶどう品種 | :カベルネ・ソーヴィニョン 85% プティ・ヴェルド 10% カベルネ・フラン 5% |
アルコール度数 | :13% |
生産年 | :2018年 |
容量 | :750ml |
味わい | :辛口 フルボディ |
熟成 | :12ヶ月樽熟、ノンフィルター |
その他 | :ヴィーガンワイン(Vegan) コーシャワイン(Kosher) |
生産地 | :イスラエル|上ガリラヤ地方 ジュディアンヒルズ |
このカベルネ2018年は、カベルネ・ソーヴィニヨン 85%、プティ・ヴェルド 10%、カベルネ・フラン 5%のブレンドです。
ティシュビの自然派ワイン造り息づく上ガリラヤ地方及びジュディアンヒルズの葡萄畑で収穫された葡萄が使われ、いずれの品種も最初のフリーラン・ジュースのみで造られています。各々フレンチ及びアメリカン両オーク樽で12ヶ月間熟成され、ノンフィルターでブレンド処理がされた後、瓶詰めが行われています。
ふくよかでしっかりとした厚みのある味わいはフルボディの装いですが、ガチガチのフルボディの重たさはなく、ミディアムボディ寄りのフルボディといったところでしょうか。
深い満足感広がるしっとりと落ち着いた飲み心地のカベルネ
ヴィンテージ毎に装いを変えるこのエステートのカベルネは、2018年では優しい酸味と果実味がバランス良く溶け合った、落ち着きと深み、複雑味漂う満足感の広がる飲みごたえとなっています。
色は黒っぽさも漂うルビー色をしていて、カシスやブラック・チェリーなどの果実の凝縮した香りが漂い、これにレーズン、レザー、腐葉土を匂わせる土の香りも重なります。
口当りは滑らかであり、綺麗な酸味をベースに優しい果実味、そしてしなやかなタンニンが溶けあい、しっとりと落着いた深みを漂わせながら、バランスの良い飲み心地が広がります。これに奥の方からゆったりと湧き上がる品の良いタンニンの刺激が重なって、一層の心地よさを演出しています。
抜栓後、ちょっと間を置いた方が良いでしょう。
時間の経過と共に豊かな味わいが解き放たれて、実に調和の取れた表情を見せる、何とも魅力溢れる味わいが広がるのです。
食にこだわりのあるティシュビが造る、和食にも合う赤ワイン
食卓に落ち着いてエレガントな趣を添えたいときにはこのカベルネが似合います。
食事と共に飲まれることを十分に考え抜かれていて、しっとりとした深みある飲み心地が食欲をそそります。
また品の良さと繊細な装いを見せる心地よい酸味ベースの喉ごしは和食を思い起こさせます。塩やレモンを掛けて食べる和食と共にお楽しみ頂ける赤ワインなのです。
*ティシュビの他のワインはこちらを参照:『ティシュビのワイン一覧』
※ ガリラヤ(ガリリー)
ガリラヤ地方はレバノン国境の南側に広がるイスラエル北部をカバーしていて、ゴラン高原と共にイスラエルで最良のワイン生産地と考えられています。
上ガリラヤ地方は標高650m〜1,000mに位置する山岳地帯で、火山性の砂地とテラロッサ土壌が混ざり、粘土質ですが水はけが良く、冷涼な気候がワイン造りに有利に作用しています。比較的新しいワイナリーが多い地域です。
※ ジュディアンヒルズ
エルサレムの北に広がる山岳地帯からヘブロンの南にあるヤティールの森にまで広がる新たな開拓地域であり、著名なブティックワイナリーが多数興隆し、高品質ワインが生み出されることで知られています。
標高500m〜1,000mの地域であり、気温は昼間暖かですが夜は涼しくて、ワイン造りには最適な気候環境です。高い山頂では積雪も有り、冬の気温は0℃〜18℃である一方、夏には15℃〜30℃にまで気温が上昇します。石灰岩の薄い層が広がっていて、石の多い土壌が特色です。
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ティシュビ・ワイナリー ( Tishbi winery )
イスラエルのワイン業界において最も古いプレイヤーの一つ
ティシュビ・ワイナリーは、1882年にミハエル・カミレツキーとマルカ・カミレツキー夫妻がリトアニアより移住し、イスラエルのワイン作りで重要な役割を果たしたエドモンド・ロスチャイルド男爵の依頼を受けてジフロン・ヤアコヴでブドウ作りを始めた事に由来します。そんな経緯から、男爵(バロン)にちなんでバロン・ワイナリーと呼ばれていた時期もあり、イスラエルのワイン業界において最も古いプレイヤーの一つです。
一世紀以上にも渡って、男爵がその基礎を作り上げたカーメル・ワイナリーの為にブドウ作りを続けていましたが、1984年にミハエルの孫にあたるジョナサン・ティシュビによってティシュビ・ワイナリーが創設されます。
以後一貫してファミリーによるワイナリー経営が行われていて、葡萄作りに農薬や、殺菌剤、除草剤等々を使用せず、また肥料を使う事も無く、土壌の持つ力を信じてブドウを育てるやり方を引き継いでいます。
ヴィーガン認証を取得しているのも、こんな背景があるんですね。そしてカルメル山麓(ジフロン・ヤアコヴ)から始まったブドウ作りもガリラヤ地方、エルサレム近郊のジュデアンヒルズ、そして南のネゲヴ砂漠とイスラエル全土に広がりを見せています。
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